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朝の台所

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トントントントン…朝、台所から毎日同じ時間に聞こえてくるこの音。
眠気まなこを擦りながら台所に行くとそこにはいつも割烹着を着た母の姿がありました。
立ち上る真っ白な湯気と御飯を炊く香り。
トントントンと音を立てていた、まな板の上の大根が鍋に放り込まれ、しばらくすると、みそ汁の香りが台所に広がる。
私に気づき、振り返った母が幼い自分にいつもこう言います。
「あら、おはよう!そろそろ朝御飯だから、手を洗っといで。あ…それと、お父ちゃん起こしてきて。」
我が家の朝食は毎日きまって、メザシとか梅干とかみそ汁に生たまご…そんな感じだったような気がします。
そして母は、自分と父と祖父母が食事している時もまだ台所に立って、いつも何かを作っています。
様子を見にそばに行った私に「今日のお弁当はニギリメシ作るからね。」そう言って瓶壷の中から真っ赤な梅干を取り出して炊きたての御飯でおにぎりを作ってくれるのですが、握ったばかりのおにぎりは白く輝いているのに小学校の昼休みには、その輝きが無くなり、巻いている味付け海苔も水分でしなびていました。だから子供心にこう思っていたんです。
「一度、握りたてのパリパリ海苔の梅干おにぎりが食べたいなぁ…」って。

そして大人になった今、たまにコンビニでバリバリ海苔のおにぎりをチンしてもらって食べたりもします。
でも、何か違うんですよね。今さらですが子供の頃、お昼休みに食べていた母が作った、しなびた海苔の梅干おにぎりの方がおいしく思えてならないのです。
やはり母親の愛情が一番のごちそうなんですよね。






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