世界中の旅人に「日本のほんもの」を紹介する公式観光プログラム〈Japan Tourism Showcase〉。Japan Tourism Showcase Committee が企画し、内閣府認定の公益財団法人 大阪観光局が中核となって運営している取り組みです。
和歌山・南紀白浜温泉2泊3日のモデルコースの初日のお昼、
〈紀州半島テロワールを感じるランチタイム〉の舞台として、福梅本舗・本店が選ばれました。
1300年の温泉、世界遺産・熊野古道、南方熊楠記念館――それら日本を代表する文化資産と並んで、私たちの本店が、白浜という土地の文化の一翼として、世界の旅人に紹介されます。
「日本三古湯」と「世界遺産」のあいだに、梅。
Japan Tourism Showcase が提示する2泊3日のモデルコースは、1300年前から皇族や歌人に愛されてきた〈崎の湯〉での朝湯にはじまり、南紀白浜ジオパーク〈千畳敷〉〈三段壁〉を歩き、翌日には世界遺産・熊野古道〈大辺路〉を紀州語り部とともに巡る、という濃密な旅程です。
そのDAY1のお昼、太平洋を眺めながら旅人が立ち寄る場所として、私たちの福梅本舗・本店が選ばれました。

梅は、紀州という土地が育てた〈テロワール〉そのもの。
それを世界の旅人に味わってもらう場として、公的機関である大阪観光局から、私たちの店を信頼してくださったこと、本当にありがたく、また、身の引き締まる思いです。
「梅だけのカフェなんて、無謀やで」──そう言われた、あの日。
2024年6月のリニューアルで〈FUKUUME CAFE〉を始めるとき、私たちは多くの方から「無謀やで」と言われました。
「梅だけのカフェなんて、誰も来ないんちゃう?」 「成功する保証もないし、料理として成立するかも分からんやろ」 「梅干し屋は、梅干し売っとけばええやん」
たしかに、その通りでした。前例はどこにもありません。
梅尽くしのランチを出す店も、梅のスイーツやドリンクで通年営業する梅だけのカフェも、私たちが調べた限りでは存在しませんでした。
それでも、私たちには、このカフェがどうしても必要だったのです。
私たちが描いている「梅の未来」――
1000年先まで、梅を食卓に届け続けるという未来を本気で目指すなら、梅干しを売るだけでは届かない。
梅の魅力を買う・食べる・飲む・見る・感じる、五感のすべてで体験してもらう場所がいる。
それが、紀州・白浜の本店にあるべきだ。そう信じていました。
うまくいくか分かりませんでした。
それでも、自分たちを信じて。
そして、梅が好きなお客様が、初めてこのカフェに足を踏み入れたときの、あの一瞬の表情を思い浮かべながら、メニューを考え、内装を決め、一つひとつ形にしていきました。
このカフェは、私たちが考える「梅の未来」への、最初の大きな一歩でした。

そして、2年が経って──。
福梅本舗・本店のFUKUUME CAFEは、リニューアルオープンからまだ2年も経っていません。
そんな短い時間のうちに、まさか公的機関から、それも世界の旅人を迎えるツアーの舞台として、このカフェのある福梅本舗・本店が選んでいただけるなんて
正直に言えば、当時の私たちには、想像もできなかったことです。
「無謀」と言われた小さな一歩が、いつのまにか、世界へとつながる入口になっていた。
点と点が、振り返ったときに線になっていた。
私たちが信じていたのは、「梅の魅力は、もっと多くの人に届くはず」ということ、ただそれだけでした。
その一点を信じ続けたことが、こうして思いがけない形で、報われようとしています。

お礼を申し上げたい方々が、います
この場を借りて、お礼を申し上げたい方々がいます。
「無謀やけど、やってみたらええやん」と背中を押してくださった方。
当初から〈FUKUUME CAFE〉に足を運び続けてくださっている皆さま。
そして何より――お店に来られなくても、通信販売を通じて、福梅本舗の梅干しを食卓に迎え、私たちの挑戦を支え続けてくださっている全国の皆さま。
皆さま一人ひとりの「梅干し、おいしかったよ」「また頼むね」という小さな声が、新しい一歩を踏み出す勇気の源でした。
本当に、ありがとうございます。
物語のおまけ──店内にひっそりと並ぶ、梅のステッカー。
店内に、ひっそりと梅のステッカーが並んでいます。
スーツケースに、ノートやスマホに、誰かへの手紙に。
気に入った1枚があれば、ぜひお手にとってお買い求めください。福梅本舗で出会った梅の物語を、世界のどこかへ連れていってくださることを、楽しみにしています。
期間限定の“サプライズ”ステッカーが登場することも。
次に来たときは、どんな梅に出会えるか――
そんなワクワクも、ぜひお楽しみください。
店主より──。
Japan Tourism Showcase に選んでいただいたことは、私たちにとって本当に大きな励みです。同時に、これからの責任の大きさも感じています。
紀州の土地で、紀州の人の手で、続いてきた梅の文化を、世界の旅人にきちんとお伝えしていくこと。
そして、世界に紹介される場所だからこそ、地元のお客様にとっても、いつでも気軽に立ち寄れる「日常の梅の場所」であり続けること。
その両立が、これから私たちに託された仕事だと思っています。
お店は、これからも少しずつ姿を変えていきます。
完成形のない、ずっと育ち続ける場所として。
日本中、そして世界中のお客様を、南紀白浜にある福梅本舗・本店で心からお待ちしています。
福梅本舗・本店は年中無休ですが、併設しているFUKUUME CAFEは、不定期でお休み頂いています。詳しい営業日は、Instagramでご確認頂けます。
福梅本舗公式Instagram
https://www.instagram.com/fukuume_hompo_official/

