福梅本舗の製造工場には特に大きな機械はありません。といっても、梅干しを密閉するために熱を加えてふたをする機械や、梱包のときに紐をかける機械などはありますが、工場は小さいものです。漬け込み工場は梅の本場みなべ町芝にあるので、パック詰めなどをする工場は白浜にある本店の工場です。
福梅の商品はすべて白浜の工場から作られます。そこに大きな機械というのがないのです。
それは、梅干しを選別するための機械や、大量に商品を作るための機械がないから。どんな商品も、すべて人の目と手の厳しいチェックを通らないと製品にはなりません。
梅干しの原料はすべて最高級の紀州で作られた南高梅だけ、選別は人だけ。贈答用に使われる最高級の梅干しも、ご家庭用に使われる皮ぎれや厚め・つぶれの梅干しも、どんな梅干しでも全部梅干し選別のプロが一つ一つ見て触って確かめる。梅干しの粒の大きさを一つ一つそろえてパック詰めする。
「お客様に喜んでもらえる商品作り」ただそれだけのために一粒一粒選び抜く!それが社長と工場スタッフのこだわり。
「梅干しにもいろいろな大きさがあり、粒を揃えるのは難しい、でも苦労をするのは僕らでいい、そうしたらお客さんが喜んでくれる。」
社長の言葉にみんなが一丸となっている工場。ご注文をたくさんいただいた時には、それだけ忙しくなり、厳しい目が光る。
どんどん機械化されていく時代だけれど福梅はしない。たくさん作る、在庫を作るというのはとても難しい、でも、お客様に満足してもらい、「福梅の梅干しでないとあかん」と言ってもらいたいと日々努力するのです。 |